石膏ボード壁には補強工事が必要です
補強工事をしないままテレビを壁掛けすると…

これまでの補強工事は壁全体を一度「バリバリッ」とはぎ取る大掛かりものが主流でした。壁一面をはぎ取ったあと、柱を増やしたり、大きな合板を貼ったりなどして補強し、その上から再度壁を貼り直す…というのです。もちろん日数もお値段もかかるため、壁掛けテレビを諦める方もたくさんいらっしゃいました。
最近では壁全体では無く、重量がかかる個所を部分的に補強する工法が主流になりつつあります。この工法を使えばピンポイントかつ短時間で壁の補強をおこなえます。大掛かりな工事も必要とせず、また建売などの住宅でも対応できますので、壁掛けテレビの可能性がぐっと広がるようになりました。
部分補強は専用の補強プレートを壁内に設置するため、壁面に開口を設ける必要があります。しかし補強プレートを設置したあとは開口部を綺麗にふさぎ、壁紙も元通りに貼りなおします。
結果は写真のように開口部はほとんど目立ちません。
写真は補強していない石膏ボード壁にテレビを掛けた例です。テレビの荷重に耐えきれず、石膏ボードがズルズルと徐々に崩れてしまったのがお分かりいただけるでしょうか。石膏ボードにテレビを壁掛けする場合、テレビ+金具の重さに耐えうるだけの補強工事が必要となります。