CATOの本音「壁掛けテレビは配線処理が一番のポイント」
カトー電器商会(略してCATO)の本音。壁掛けテレビで何が一番難しいかと聞かれたら、それは「配線処理」。100ボルトの電源、アンテナ線、さらにはHDMIケーブルなどをどう美しく処理するか、隠すかにCATOは全力を注いでいます。
CATOの本音
壁掛けテレビは配線処理が一番難しい
壁掛けテレビで何が難しいかと聞かれたら「配線処理」と答えます。壁掛け金具を壁面に取り付けたり、テレビの脚部を外して金具に取り付けるのはDIYの延長でもできますが、100ボルトの電源コードやアンテナ線の処理はプロ(電気工事士)でなければかなり難しいです。
そのためインスタなどで紹介されている「DIYで壁掛けテレビ」の多くはテレビ下からコードが丸見えになっています。パナソニックから壁掛け専用のテレビも発売されていますが、メーカーのイメージ写真を見るとこちらもケーブル類は壁に沿って垂らす方向。「壁にぴったりフィット」させることが大切であり、「ケーブルは見えても仕方がない」との考え方のようです。
カトー電器商会(以下、CATOと省略)ではテレビ下からタランとケーブルが見えるのを良しとせず、なるべく壁内に隠してしまおうと考えています。そのため各ハウスメーカーの壁内部を調べ、あの手この手を使って各種ケーブル類を壁内に通す方法を模索し続けてきました。おかげで今ではコンクリート以外のほとんどの壁で壁内配線が実現できるようになりました。
CATOスタッフのスゴ技
壁内配線と一口に言っても方法はさまざま。特に壁内を通すケーブルの本数や太さによってその難易度は大きく変わります。ふつうは100ボルトの電源コード×1とアンテナケーブル×1.これに番組録画用のレコーダー機器が加わるとHDMIケーブルが追加で×1.そこにゲーム機(HDMIケーブル×1)、外付けハードディスク(USBケーブル×1)、インターネット接続(LANケーブル×1)などが続々と加わります。多い時には黒や白のケーブルが6~7本というときも。これらをいかに手際よく勝つ壁を傷つけずに壁内に通すかが腕の見せどころ。CATOの壁掛け施工チームは豊富な経験と道具、そしてk確かな技術力でこの難問を何度もくりしてきました。
コンクリ壁にはCATOオリジナル「フェイクウォール」
コンクリート壁はさすがに壁内に配線は通せません。そこでCATOの壁掛けチームが生み出したのが「壁に穴を開けない」フェイクウォールシリーズ。これは本物の壁の手前にもう一枚ニセの壁を作る構造で、そのニセ壁の中にさまざまな配線を通しましょうというもの。当初はコンクリート壁を想定していましたが、新築のお客様から
「せっかくの壁に穴を開けたくない」
との理由でフェイクウォールが選ばれる方も増えてきました。これにはフェイクウォール施工チームもちょっと驚き。「テレビを壁掛けしたい。でも壁には穴を開けたくない。」というのは思いのほか需要が高そうです。