今回ご紹介するのは滋賀県栗東市でのテレビ壁掛け工事です。エコカラットが貼られた壁に77インチの大型有機ELテレビを壁掛けしました。壁内は補強済み。エコカラットプラス ストーンⅡの上に直接壁掛け金具を設置してのテレビ壁掛けです。金具はメーカー純正品。上下左右に角度が調節できるタイプです。
専用コンセントも用意されており、こちらはテレビで隠れる位置に作られています。床上にはフロートタイプのテレビボードがあり、この中に各種録画機器が収納されています。HDMIケーブルを3本、USBケーブル1本、それにLANケーブル1本を接続し、壁内配線経由で各種機器と接続。エコカラットを背景にした迫力あふれる壁掛けテレビが出来上がりました。
通常はテレビの位置を決めてから金具やコンセントの場所を考えます。これが壁掛けテレビの工事で理想的な流れです。具体的に言えば
1.お客様とご一緒にテレビの壁掛け位置を決めます。
2.壁掛け金具の取付位置を決めます。金具は種類によって台座の形状がさまざまです。
3.テレビで隠れ、なおかつ金具と干渉しない位置に専用コンセントを新設します。
コンセント位置はテレビと金具が決まったあとに考えるのが王道です。金具やテレビと干渉せず、テレビからはみ出したりしないコンセントをお考えでしたらこの手順が断然おすすめです。
ところが先にコンセントが作られてしまう例が少なくなりません。「壁掛けをお願いしたいです」とお客様から送られてくる写真を見ると、壁面に専用コンセントが用意されているケースです。しかもそれが壁の中央に作られていることが多く
「これは金具とぶつからないかな?」
「この高さだと…テレビでうまく隠れますかね?」
「何でテレビも金具も決まってないのに、先にコンセントだけ作られてしまうかなー。」
と、施工スタッフが頭を抱える案件が増えています。
マイホームを設計・建築中の段階でテレビの壁掛けを既にご計画中でしたら、コンセントはテレビや金具が決まってから作られることを強くおすすめいたします。カトー電器商会では設計・建築段階からの各種ご相談も承っております。ハウスメーカー様に最適なコンセント位置などを示した指示書等も作成いたしますので、興味のある方は是非ご相談ください。