壁掛けテレビ前提の家づくりのポイント
壁掛けテレビを前提にマイホームを設計される方が増えてきました。カトー電器商会へのお問い合わせでも
「壁内部は補強してあります」
「配管ルート作ってあります」
「テレビで隠れる位置にコンセントあります」
といった準備万端のお客様が増えてきました。下地補強や配管ルートはこちらとしてもありがたいのですが、テレビで隠れる位置のコンセントに関しては「うーん、これは…」と思うことが少なくありません。なぜならテレビや金具の種類によって、最適なコンセント位置は大きく変わるからです。特に金具の種類と取付位置を決めるより前にコンセントが作られてしまうと、いざ金具を設置する際、金具台座とコンセントとが干渉してしまうことがあります。
そうなると
・しぶしぶ金具(テレビ)の位置をずらさざるえない。
・用意されたコンセントを使わず改めて新しいコンセントを作る
といったことになりがちです。
弊社が考えるベストな策としては、
・コンセントは壁掛けテレビの工事当日に作らせていただくか、
・マイホーム設計段階からカトー電器にご相談いただく
方法をおすすめしております。
「コンセントがもうあります」
今回ご紹介するのは東京都にお住まいのお客様。カトー電器のホームページ「無料壁掛け診断」からお部屋の現状写真をUPしてくださいました。写真を確認した施工チーム
「コンセント、もうありますね」
「…この場所か。うまくいくかな。」
「テレビのサイズと背面のネジ穴と、後は金具の組み合わせ次第ですね」
「これは施工時に金具数種類持って行った方がいいね」
と、話題はもっぱら「コンセントを上手く避けられるかどうか」に集中していました。「毎回思うけど、コンセントはこちらで作らせてほしいですね。」
「うん。絶対干渉しない場所に作るからさ。」
でもすでに作られてしまったものは仕方ありません。さっそくお客様に施工プランと詳細なお見積もりをメールでご連絡。施工のご予約をいただき東京への出張工事となりました。
施工当日の様子
施工当日はスタッフ2名がお客様宅へ。テレビの取付位置はすんなり決まりましたが、金具の選定は少し時間を要しました。当初薄さ重視の「角度固定式タイプ」の予定でしたが、当日「将来、テレビに各種機器を接続する利便性」を考慮し、金具を角度腰定期タイプから、上下左右可動式タイプに変更。スタッフがストックで積み込んでいた可動式金具を取り出し、改めてこちらを設置することになりました。上下左右可動式タイプは写真のように台座の面積が広くそれなりのスペースを必要とします。ここで問題になったのが先に作られたコンセント。
「いけるかな_うまくいけるかな?」
と現物合わせで調整し、なんとか互いが干渉しない場所に金具を取り付けることが出来ました。金具を設置したら今度はテレビです。脚部スタンドを外し、背面に専用金具を取り付けて壁掛け。各種配線の長さを調節しながら接続し、動作確認まで出来たら工事は完了。上下左右に角度を変えられる利便性に富んだ壁掛けテレビが完成しました。
各部の写真と見どころポイント解説
壁掛けテレビで失敗しないために
壁掛けテレビでよくある失敗が「先に作ったコンセントがテレビや金具と干渉してしまう」というもの。Instagramの「壁掛けテレビ失敗」でもそのような記事を多く見かけます。考えてみればテレビや金具が決まっていない段階で確実なコンセント位置を決めることは不可能です。今回の施工例では経験豊富なスタッフが現場にて対応し問題なく美しい壁掛けテレビを実現できましたが、場合によってはこうした対応も難しいことがございます。
コンセントに関しては施工当日に作らせていただくか、マイホーム設計の時点でご相談・お問い合わせくださると、確実で失敗のない壁掛けテレビをお約束できます。
お客様の声
施工後、お客様よりお礼のメールをいただきました。ありがとうございます。
先日は施工の方ありがとうございました。
とても良く仕上げいただき、満足しています。
ありがとうございました。
こちらこそ東京からわざわざ名古屋の弊社をお選びくださり、ありがとうございました。
レコーダー機器なども追加していただき、これからもより一層壁掛けテレビをお楽しみいただけましたら幸いです。
この工事のデータシート識別ID | 壁掛けギャラリー No.1436 |
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場所 | 東京都 |
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壁の種類 | 石膏ボード |
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テレビメーカー | 東芝 |
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インチサイズ | 65インチ |
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テレビ型番 | 65X9400S |
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棚の施工 | 棚あり |
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HDMI コンセント | なし |
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Instagram | #壁掛けテレビ工事レポートその348 |
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