今回のお客様は大阪府大阪市にお住まい。カトー電器のホームページ「無料壁掛け診断」からお住まい(マンション)の間取り図面をスマホで撮影しUPしてくださいました。お部屋の壁は下地補強が行われていますが壁掛けテレビ用のコンセントパネルは無いという理想的な環境です。コンセントパネルが先に作られていると、台座金具と干渉し位置決めで悩むことも多いのですが、今回は私たちカトー電器がコンセント位置を自由に決めることが出来ます。さっそく壁掛け工事とコンセント新設のプランを作成し、お見積もりも含めてお客様にメールにてご提案。しばらくしてお客様よりご連絡いただき、正式に受注の運びとなりました。(ありがとうございます!)
施工当日。車に各種部材を積んでスタッフ2名が大阪市へ。お客様宅はマンション。ご挨拶の後、すぐにお客様とテレビの位置決め相談にはいりました。これは写真のように壁面にテレビサイズのマスキングテープを貼り、「もう少し高めに」「もう少し低く」と話し合いながらテレビの壁掛位置を決めていきます。今回も左右の位置は「お部屋の中央に」とすんなり決まりましたので、そのぶん高さを慎重に決めさせていただきました。ちなみに高さに関しては、これという基準はありません。ソファやいすなどの視聴環境、お小さなお子さんやペットなどへの配慮、そしてお客様の身長などによって決まりますので、これ!という基準値は特になく、各ご家庭で微妙に高さが異なります。
各部の写真と見どころの解説です。

(↑)工事完了直後に正面から撮影。エコカラットプラスのネオトラバーチンが貼られた壁面に65インチの有機ELテレビを壁掛けさせていただきました。

(↑)テレビはテレビはパナソニックのビエラTH-65HZ2000。壁掛け時の本体サイズは横幅が1446mm、高さが885mm、本位の厚みは78mmです。パナソニックのテレビは他メーカーと比べると重たい機種が多く、この機種も本体重量が33.5kgとかなり重たく、それゆえ壁掛け時にはしっかりとした下地補強が求められます。下地補強が無い壁面への壁掛けをご検討中の方はカトー電器商会の「壁内部分補強」をお勧めしております。

(↑)アンテナ線やHDMIケーブルなどはすべて壁内を経由させる「壁内配線」。そのため外見上コード類が一切見えないのが何よりの特長です。

(↑)テレビボードを無くしたことでご覧のようにテレビの周囲に広々とした空間が生まれます。番組録画はテレビ背面に隠された録画用小型ハードディスクが担当。DVDなどの円盤再生は床上のHDMI端子経由で「使う時だけ」テレビに接続します。

(↑)エコカラット壁とテレビとの接合面。壁の内部で下地補強が行われており、また角度固定式の金具を用いることで出幅(ではば)を最小限に抑えることが可能です。

(↑)テレビの背面に設置された番組録画用のハードディスク。小型ハードディスクを用いれば電源もUSBケーブル経由で行うため、場所を取らず電源アダプタも必要としません。

(↑)こちらは床上の既存コンセントを一部組み替えて作らてたHDMIコンセント。このHDMI端子にDVDプレイヤーやゲーム機、パソコンなどを接続すれば65インチの大画面に映像とサウンドがそのまま出力される仕組みです。DVDメディアなど滅多に見ないものに関しては「見る時だけ再生機器をつなぎ、見終わったら外して片付ける」という新しい習慣が生まれます。