テレビの大型化が進み、100インチクラスのテレビ壁掛けも徐々に増えてきました。100インチになると横幅だけでも2mを超えます。テレビボードに乗せるには耐荷重の問題もありますし、テレビ台に乗せただけではグラグラと不安定で、テレビ台にねじ止め加工などが必須です。これはテレビが大型化するにつれ、ずっとついて回る悩みどころでもありました。特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、テレビに興味を示した子がふとした拍子にテレビを倒してしまうことも考えられます。
そこで壁掛けのご提案です。テレビの脚部スタンドを外し、代わりにテレビの背面に専用金具を装着。壁に設置した台座に取り付けることで大型テレビが壁掛けテレビに生まれかわります。
このために必要となるのが壁の強度。通常の壁ではテレビ+金具の重量を支えることは出来ませんので、壁の中か外に相応の補強が必須となります。カトー電器では見映えを重視し壁の中(内側)に補強を行う「壁内部分補強」を推奨。当社の壁内補強は一般的な石膏ボード壁のみならず、エコカラットやタイル、しっくい壁などにも広く対応しております。
強度を持たせた壁にテレビを取り付けられたとして、次に気になるのが配線経路です。通常アンテナ端子や電源を持つコンセントは床上付近になるため、そのままでは太い電源コードやアンテナケーブルがテレビからコンセントまで伸びることになります。そこでカトー電器では床上の既存コンセントから壁内部を経由し、テレビで隠れる位置にコンセントを作る「壁内配線」を推奨しています。これによりテレビ下から垂れ下がる黒いコード類を完全に隠せます。
今回ご紹介するのは愛知県北名古屋市のお客様。お住まいは戸建て住宅。ハウスメーカーは一条工務店様です。マイホーム建築時点から壁掛けを想定されており、壁面はすでに補強済み、専用コンセントも用意されています。問題はテレビです。100インチサイズということで横幅だけでも2mを優に超えます。施工当日はスタッフ3名でお伺いし、まずテレビの位置をしっかりと協議し、取り付け場所が確定したら金具台座をしっかりと固定。そしてテレビ本体を慎重に取り付けます。各種ケーブル類を接続。今回レコーダー機器の置き場として壁の反対側に収納棚が用意されており、そこまでHDMIケーブル2本を配線しました。
動作確認まで完了したら工事は完了。
壁掛けにすることで、テレビまわりに広いスペースが生まれました。
カトー電器商会の壁掛けテレビはマイホーム完成前でも完成後でも対応可能です。マイホーム建築中の段階ならハウスメーカーや工務店様と連携し、適切な下地処理やコンセント位置をアドバイス。マイホームが完成しましたら壁掛け工事にお伺いいたします。マイホームがすでに出来上がった状態でしたら、カトー電器のスタッフが壁内の補強、配線工事などを自社施工し、テレビを壁掛けさせていただきます。
築数年のおうちでも壁掛けテレビは実現可能です。またコンクリート壁や賃貸のお客様には壁に加工を施さない「フェイクウォールPIXY」という選択肢もご用意しております。
大型テレビの導入をお考えの方、置き場所や安全性でお悩みの方はお気軽にお問合せ・ご相談ください。