お客様は名古屋市在住。カトー電器のホームページ「無料壁掛け診断」からお問い合わせをいただきました。お住まいはマンションで壁は石膏ボード。アクセントクロスが貼られていますが、壁内部には下地補強がありません。そこで壁の一部に開口を設け、壁の内部から部分的に補強工事を行い十分な強度を確保。この壁内部分補強と間柱とを使って壁掛け金具を取り付けさせていただきました。
取り付けた金具は汎用性の高い角度固定式タイプです。ソニーに限らずシャープや東芝、パナソニックなどさまざまなメーカに対応しており、将来別メーカーのテレビに買い替えられたとしても、金具は取り外すことなくそのまま流用できるのが強みです。
アンテナ線やHDMIなどの各種ケーブルは、お客様リクエストで壁の内部を通す「壁内配線」を採用。テレビで隠れる位置にコンセントパネルを新設し、100ボルトの電源やアンテナ線などを壁内部に入線。床上にもコンセントを新設し、そこからケーブル類が出てこれるようにしました。
壁内補強工事や各種配線、そしてテレビの壁掛けまで、おおよそ2時間程で作業は完了。ご覧のように大画面の迫力ある壁掛けテレビが誕生しました。
後日、新しいテレビボードが到着するとのことでレコーダーなどの機器は取り出しやすいように配置しています。
以下、各部の写真と見どころの解説です。

(↑)壁掛け工事完了直後に撮影した写真です。アクセントクロスが貼られた壁面に壁内部分補強を施してから77インチの大型有機ELテレビを壁掛け。各種のケーブルは壁内部を通す壁内配線です。後日新しいテレビボードが届く予定です。

(↑)正面から撮影。テレビの真下に写っているコンセントはカトー電器が増設しました。左のピアノ下にあるコンセントからアンテナ線と100ボルトの電源を延長しています。

(↑)テレビはソニーブラビア KJ-77A9G。壁掛け工事とセットでカトー電器でご購入いただきました。(ありがとうございます)壁掛け時の本体サイズは横幅が1721mm、高さが996mmという大画面。それでいて本体の厚みは49mmという薄さです。ただし重量は35kgとかなりありますので、壁掛け時にはしっかりとした下地が求められます。

(↑)気になるテレビと壁面との接合部をクローズアップ。角度固定式タイプの金具を使うと出幅を抑えることが出来ます。

(↑)NTTの光ファイバー機材やルータなどはピアノ下のコンセント周囲に集約させています。電源とアンテナ線は壁中央のコンセントへ。

(↑)壁中央の新設されたコンセント周囲。後日新しいテレビボードが届くため、機材の入れ替えがしやすいようにレコーダーなどはあえてこの位置に。今回配線カバー(モール)はお客様がご用意くださいました。(ありがとうございます)