今回ご紹介する工事pamouna(パモウナ)のフロートテレビボードとの組み合わせです。お客様はネットでカトー電器を見つけ、無料壁掛け診断からお問い合わせくださいました。
送っていただいたお部屋の写真を見るとご希望の壁に電源コンセントが見当たりません。代わりに90度対角の壁面にアンテナ端子を持つコンセントがあり、そこからどうやってテレビまで電源・アンテナ線を引っ張ってくるかが一番の問題となりました。
テレビボードの設置もあるため、施工当日はスタッフ3名が名古屋から神戸へ。お客様宅はマンション。90度対角のコンセントを分解し、壁内部を調べると何とか壁内配線で延長できそうです。(無理な場合は壁外配線+モールによる配線カバーになります)その旨をお客様にご説明し、テレビとパウモナ(テレビボード)の位置決めへと進みます。パウモナ用のコンセントパネルは2つ新設。テレビ用のコンセントは1つ新設。そして90度対角の壁に中継用のコンセント1つ、計4つのコンセントを新しく作ることになりました。
施工チームは壁内配線でコンセントを作る者と、壁内に補強を施す者とに分かれ、手際よく各作業を進めていきます。(プランと作業内容さえ確定すれば。弊社スタッフはスピーディーかつ手際よく工事を進めていけます。)
壁内の補強と各種コンセントが準備できたら、テレビ用の金具を取り付けます。今回使用したのは薄さを重視した角度固定式タイプ。水平・垂直に留意しつつ慎重に取り付けたら、パウモナ、そしてテレビの順に壁掛けしていきます。
最後に各種のケーブル類を接続し、動作確認が済めば工事は完了。写真のようにコード類が見えないすっきりとした美しい壁掛けテレビが誕生しました。
以下、各部の写真と見どころポイントの解説です。

(↑)神戸市の新築マンションで壁内部に補強を施し、65インチの液晶テレビとpaumona(パウモナ)のフロートテレビボードを壁掛けしました。ケーブル類が一切見えないスッキリとした外観が何よりの特長です。

(↑)この壁面には電源やアンテナ線のコンセントパネルが無いため右側90度対角の壁面から「壁内配線」で電源とアンテナ線を延長させています。壁内に十分な隙間が確認できたので壁内配線が可能でしたが、スペースがない場合は壁外配線での延長となります。

(↑)テレビはカトー電器でご購入いただいたソニーブラビアXRJ-65X90J。65インチの最新液晶テレビです。壁掛け時のサイズは横幅が1452mm、高さが834mm。本体の厚みは72mmです。重量は23kgほどあり、壁掛け金具の重量も考えると壁面にはしっかりとした補強が求められます。

(↑)床とテレビボードのあいだにはルンバなどロボット掃除機が通れるだけの十分な高さを確保。もっともロボット掃除機に頼らずとも、モップ一拭きで汚れが取れるのは壁掛けならではです。

(↑)こちらはテレビと壁との接合面。壁の外側に板を貼るような補強と違い、壁の内部で補強を施すため接合面はフラット。薄さ重視の角度固定式金具と組み合わせれば、ここまで出幅を抑えることができます。

(↑)こちらはpaumona(パウモナ)のフロートテレビボード接地面。パウモナのためにテレビとは別で壁内補強を施してあります。

(↑)パウモナの扉を開けると新設いたコンセントパネルが顔を覗かせます。このコンセントはHDMI端子を備えており、ここに録画機器やゲーム機を接続すれば65インチの大画面にテレビの映像やサウンドが出力される仕組みです。

(↑)90度対角壁にある既存コンセント(手前)。このコンセントからアンテナ線と100ボルト電源を壁内経由でL字に状に延長させています。壁内に十分な隙間が確認できましたので、多少アクロバティックですが、見た目の良さを重視して壁内配線で処理させていただきました。

(↑)こちらは工事前の一枚。ご覧のようにご希望の壁面にはコンセントが一つもなく「わー。コンセントが無いよー!遠いよー!」と壁掛けプラン担当者が頭を悩ませていました。

(↑)工事時開始直後に撮影した一枚です。テレビとパウモナの位置決めが終わり、右側の壁にあるコンセントを分解。壁内配線と電気工事がスタートしました。