もう一枚の壁「フェイクウォール PIXY」
本物の壁の手前にもう一枚「ニセの壁」を作り、そこにテレビを壁掛けするフェイクウォールPIXY(ピクシィ)シリーズ。当初は横幅が1200mm前後でしたが、皆様から
「横幅をもっと広くできませんか?」
「もう少し狭くできませんか?」
「エコカラットを貼れたり出来ません?」
などのご要望を受け、これまでにさまざまなバリエーションが誕生してきました。
今回ご紹介するのは壁一面タイプ。外装はエコカラット仕上げで、テレビとサウンドバーを壁掛けしています。
兵庫県からお問い合わせ
お客様は兵庫県のマンションにお住まいで、カトー電器のホームページ「無料壁掛け診断」からお問い合わせくださいました。送られてきた写真を見ると壁はコンクリートの様子。そしてご希望の壁面にはコンセントがありません。(代わりに90度対角壁にコンセントが確認できました)
施工チームがケンケンガクガクの話し合い。
「このコンクリ壁に直接壁掛けは難しいでしょうね。」
「壁内配線はまず無理だからね。」
「手前にフェイクウォールを設置して、そこにテレビを壁掛けすれば?」
「既存のコンセントを一旦分解してPIXY内経由で電源とアンテナ線を延長すればコード類は隠せそうです。」
お客様から送っていただいた分かりやすい写真と、これまでの経験をもとにフェイクウォールでの施工をご提案。お見積もりも作成しお客様にお送りし、さらにお電話でも話し合い。最終的に「フェイクウォールを設置して、エコカラットを貼り、テレビとサウンドバーを壁掛け」という案になりました。
施工の様子
施工当日はスタッフ2名が名古屋から兵庫県へ。
ご挨拶ののち、まずはテレビの取付位置について打ち合わせ。工事前の写真でお分かりのようにお客様は壁寄せスタンドを使われており、壁掛けテレビのイメージはかなり具体的にイメージされておりました。テレビの位置が決まれば工事スタート。まずは各種部材をお部屋に運び込み、本物の壁の手前にフェイクウォールを組み立てていきます。
同時に既存のコンセントをばらして、100ボルト電源とアンテナ線を分岐。PIXY内部に通して壁内配線を実現しました。
PIXYの基礎が出来上がったら、エコカラット(ストーングレース)の施工です。こちらは床から天井まで丁寧に敷き詰めていきます。エコカラットを貼り終えたら壁掛け金具の取付。今回はお客様御希望にてLG純正の「WB20GD」を取り付けました。壁にピタッと密着できる専用金具です。最後に77インチのLG有機ELテレビとBOSEのサウンドバーをエコカラットの上から壁掛け。各種設定を行い動作確認まで済ませたら工事は完了。午前中から作業を開始し、夕方にはエコカラットを背景にした素敵な壁掛けテレビが出来上がりました。
各部の写真と見どころポイント解説
後日談
施工チームが工事レポートと写真を提出したところ、Webチームから
「今回の金具、可動式で動かせたんじゃありません?」
「…は、はい。」
「その写真はないんですか?テレビを手前に引き出した写真とか、テレビ裏のコンセントも映っているような写真とか。見どころだと思うんですけど。」
「…すみません。撮ってないです。」
というわけで壁掛けテレビを手前に引き出したり、左右に角度を変えられたりもできるのですが、残念ながらその写真はありません。ご了承ください。