壁掛けテレビにした場合「レコーダー機器はどうするの?」

No.8632

壁掛けテレビにした場合「レコーダー機器はどうするの?」

便利だけど意外にかさばるレコーダー

テレビの壁掛けを考えた際、避けて通れないのがレコーダー機器の置き場所です。テレビ番組の録画はもちろん、DVDやブルーレイの再生、録画した番組のメディア化など、あると便利な機器ですが、テレビの壁掛けを考えると
「この子の置き場所は…どうしよう?」
と悩んでしまうのも事実。そんな中、カトー電器ではお客様の生活スタイルに合わせてさまざまな解決策をご提案してきました。そのうちのいくつかの例をご紹介させていただきます。

標準的なブルーレイレコーダー。意外に場所を取ります。
標準的なサイズのブルーレイレコーダ。円盤の大きさからもお分かりのように結構場所を取ります。背面に電源やアンテナ線を接続するため、実際は更に奥行きを必要とします。

※さらに詳しい解説ページがあります
レコーダーの置き場について、さらに詳しくまとめられた解説ページをご用意しています。
https://www.cato.co.jp/wall_tv_about_recorder/

「テレビ台続行」案

既存のテレビスタンドをそのまま継続使用した場合
現在お使いのテレビをそのまま壁掛けにされる場合、「テレビ台は続行」を選ばれる方が多いです。新築などまっさらな状態で壁掛けテレビをされる方は後述の「棚シェルフ案」などを選ばれます。

現在お使いのテレビ台をそのまま使い続けるというもの。現在お使いのテレビを壁掛けされる方は多くがこの案を選ばれます。長所は普段通りの使い勝手。レコーダーはこれまでと変わらぬ位置に。DVDやブルーレイの収納スペースも十分。さらに壁内配線にすればテレビ台後ろのケーブル類も少なくなり、お掃除もぐっとしやすくなります。

ただし、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんがテレビ台によじ登ったり、角で頭をぶつけたりするなどの危険性がありますので、市販のロックやバンパーなどで保護対策をされることをおすすめします。

子どものいたずら防止用ロック
大画面のテレビに突進していき、隙あらばテレビ台によじ登ろうとするお子さんと、ケガをさせないためにさまざまな予防策をとる御両親。テレビ台周辺では毎日攻防戦が繰り広げられてます。写真はテレビ台の扉を勝手に開けたりしないようにするためのくまのプーさんロック。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、テレビ台での事故を防ぐため様々な対策が取られています。

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せっかく壁掛けテレビにするのだから、テレビ台は無くして部屋をすっきり広々使いたい!という方はこちら

「外付けHDD代替」案

いきなりレコーダー不要論です。レコーダーをテレビ番組の録画用としてお使いでしたら、はるかに小さい外付けHDD(ハードディスク)に置き換えてみてはいかがでしょう?現在市場に出回っているテレビはどれも録画機能を備えていますので、HDDを繋げるだけでお好きなテレビ番組を大量に録画・保存できます。
ブルーレイやDVDのメディア再生こそ出来ませんが
「テレビ番組さえ録画出来ればいいよ。」
という方にはおすすめの解決策です。(後述の「HDMIコンセント」と組み合わせることで、ブルーレイやDVDの再生も可能となります)

外付けHDDには大きく分けて「3.5インチ」と「2.5インチ(ポータブル)」の2種類があります。壁掛けテレビにオススメなのは断然2.5インチ。サイズが小さく、テレビのUSBに接続するだけで、すぐに使えるようになります。(電源アダプタが不要)。何よりサイズが小さいのでテレビの背面に取り付けてしまうことが出来るのです。

ブルーレイレコーダーと外付けHDDの大きさ比べ
外付けHDDは大きく分けて2種類あります。3.5インチはUSB接続+電源アダプタによる給電が必須。2.5インチは一回り小さく、USBだけで録画も給電も行います。壁掛けテレビでは2.5インチが断然おすすめ。このサイズならテレビの後ろに取り付けれるからです。

3.5インチの方が大容量でより多くの番組が保存できますが、
・場所をとる(テレビの背面に設置は不可能)
・電源アダプターが必須
という弱点があります。

「棚(シェルフ)」案

お部屋のイメージに合わせて真っ白な棚をテレビの下に取り付け、そこにレコーダー類を置いています。棚は弊社でご用意する場合と、お客様でご用意される場合とがあります。

「壁掛けテレビにしたのなら、レコーダーも壁に付けてしまいましょう」という案です。
壁面に棚(シェルフ)を取り付け、その上にレコーダーを設置します。レコーダーからテレビまでの配線が見えてしまうのはカッコワルイ…という方には、レコーダーの真後ろに新たにコンセントパネルを作り、壁の裏側でテレビと接続する方法をご提案しています。(カトー電器は電気工事士の資格を持ったスタッフが常駐していますので、コンセントパネルの新設も承ります)

棚の取付位置で一番多いのは、やっぱりテレビの「下」。安定した落ち着き感がありますね。テレビ台が無くなるのでお掃除もらくらく。さっと一拭きで終わるのは大きな魅力です。

壁掛けテレビ定番の置き場所「テレビ下」。テレビ台が無いので床はスッキリ。何もありません。ごちゃごちゃしたケーブル類に悩むこともなく、お掃除もさっと一拭きで片付きます。

落ち着き感よりも、小さいお子さんのいたずらが心配という方にはテレビの「上」がおすすめです。ただし高さによってはメディアの交換が若干面倒になるかもしれません。それほど身長が高くなく、けれど頻繁にDVDやブルーレイを交換して楽しむ方は避けた方がよいかもしれません。

テレビの上に設置した棚。テレビが大型になればなるほど取付位置も高くなります。ご家族で手を伸ばし、メディアを交換できるかシミュレーションし「ここまでなら大丈夫」という許容範囲を見つけておきましょう。

テレビの「横」という手もあります。子どもには高過ぎますが、大人からすれば程良い高さです。コンセントパネルを新設することでレコーダーの置き場所としてだけでなく「スマホの充電場所として最適」というお声もいただいております。ただし壁に相当の余裕が必要です。またテレビと棚との間に間柱(まばしら)があると、壁の裏側で結線させることは難しくなります。

棚シェルフをテレビの横に設置した例
横に棚を設置した例。視界に入りやすいので車のキーやスマホの置き場としても使えるなかなか便利な場所です。

棚の施工事例はこちらのページでまとめて閲覧することが出来ます。棚は弊社のおススメのからお選びいただいても結構ですし、お客様でご用意していただいても構いません。

「使う時だけ接続」案

レコーダー機器を常時接続しておくのではなく、使う時だけテレビと接続してみては?という案です。カトー電器の壁掛けテレビは、ほとんどの場合、床上のコンセントパネルから電源を延長し、壁面のテレビへと接続します。そこでこの経路を利用して、テレビから床上のコンセントへHDMIケーブルを(壁内に)通し、床上からケーブルの頭を出しておくということを行います。

使う時だけ接続する
床上にケーブルの頭だけ用意しておき、DVDを再生するときは対応した機器(PCやプレステ)を都度接続します。たまーに家族が集まってDVDを観賞するご家庭におすすめです。

こうしておけば、ゲーム機やパソコンなどお好きな機器を接続し、テレビの大画面に映像を映し出せます。
部屋は出来るだけスッキリさせておきたいから「ゲーム機などはその都度テレビにつないで使いたい」「(子供のために)ゲームの時間が終わったら、ゲーム機は切り離して片付けたい」という方からご好評をいただいております。

この「使う時だけ接続」は
・テレビ番組の録画はUSBの外付けHDDで
・ブルーレイやDVDの再生に限っては、プレステやポータブルプレイヤー、パソコンなどを繋いで視聴
といった使い分けをされるのが一般的です。

SONYプレステやPCなど接続すればブルーレイやDVDの映像を迫力あるテレビの大画面で楽しめます。

「HDMIコンセント」案

HDMI専用コンセントパネル
既存のコンセントの隣に新たにHDMI専用のコンセントパネルを新たに設置した例。見た目の良さから好評をいただいております。
HDMI専用コンセントパネル既存のコンセントパネルを加工し、HDMIの受け側端子を設置した例。電気工事士の資格が必要です。

「使う時だけ接続」案がさらに進化したバージョン。ケーブルの接続口をコンセントパネルに仕立てます。HDMIの受け口を追加し、見た目の良さを追求したのが「HDMIコンセント」です。コンセントパネルは既存のコンセントを加工するパターンと、新たにもう一つパネルを新設するパターンとがあります。
※100ボルトのコンセントを加工することになりますので電気工事士の資格が必要となります。

人生でときどき必要となるDVD再生機能

YoutubeやNetflix、AmazonPrimeなどなど、昨今ではインターネット経由で映像が楽しめるようになり、DVDなどの円盤で映像を楽しむ機会は徐々に減ってきました。お客様の中には
「もうDVDをレンタルする機会はないと思う…」
とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お子さんが保育園や幼稚園に通い始めると「お遊戯会を撮影したDVD」を購入する機会がやってきます。またバレエやダンス教室などに通わせるようになると、発表会を収録したDVDが販売されます。お子さんが小さいご家庭はそうした機会を見越した上でDVDの再生が必要かどうかを考えておきましょう。

人生でやってくる代表的なDVD3種類「結婚式」「幼稚園・保育園の思い出DVD」「お稽古の発表会」
人生で遭遇する「思い出」DVDトップ3.「結婚式」「幼稚園のお遊戯会」「お稽古ごとの発表会」。これらの思い出メディアは円盤で配布されるため、ご自宅に再生出来る機器が必要となります。

「Wi-Fi経由(ソニールームリンク)でレコーダーに録画・再生する」案

最後はブルーレイレコーダーとテレビとをWi-Fiで接続方法です。

・SONYのテレビBRAVIAシリーズ
・SONYのブルーレイレコーダー

この両者を使えば壁掛けテレビとレコーダーを離して使うことができます。接続はHDMIで直接つなぐのではなく、Wi-FiもしくはLANケーブルでつなぐのがポイント。Wi-Fi,すなわち無線で接続すれば、壁掛けテレビとは離れた場所にレコーダーが設置できるのです。

壁掛けテレビとレコーダーをWi-Fi
「壁掛けテレビの周りには何も置きたくないけれど、レコーダーは必要」という方にオススメの「Wi-Fi経由での録画・再生」案。ただしDVDメディアなどの再生はできません。

ご家庭にWi-Fiルーターがあれば、無線で

  • テレビ番組をレコーダーに遠隔録画
  • レコーダーの録画映像を壁掛けテレビで再生

といったことができるようになります。注意点としてはDVDやブルーレイなどのいわゆる円盤メディアは再生できません。

設定してみよう

ブルーレイレコーダー側の設定
  1. ブルーレイレコーダーをご家庭のネットワークに接続します。ブルーレイレコーダーには液晶画面などありませんので、設定画面を表示するためテレビにHDMIで接続しておく必要があります。このテレビは壁掛けテレビである必要はありません。ご家庭にもう一台テレビがあれば、そちらに接続して設定しても結構です。
  2. ブルーレイレコーダーの「設定」→「通信設定」→「ホームサーバ設定」を「入」に切り替えます。これでテレビなどの端末からネットワーク越しにレコーダーを見つけられるようになります。
ブルーレイレコーダーの「ホームサーバ設定」を「入」に
ブルーレイレコーダーの設定画面。「ホームサーバ設定」を「入」に切り替えます。
壁掛けテレビ側の設定
  1. 壁掛けテレビ(BRAVIA)をご家庭のネットワーク(Wi-Fi)に接続します。
  2. 「ホーム」→「設定(歯車のマーク)」→「ネットワーク&周辺機器」の「録画機器設定」へ進みます。「サーバ設定」を選択し、一度「サーバリスト更新」を押してください。
  3. ブルーレイレコーダーの名前が表示されたら「使用する」を選びます。

これで設定は完了です。Wi-Fi経由で映像が行き来できるようになりました。

使ってみよう

壁掛けテレビから、レコーダーに録画した番組を再生してみましょう。

  1. 壁掛けテレビのリモコンで「録画リスト」を押します。ネットワークで繋がったハードディスクレコーダーを選択します。
  2. レコーダー機器から録画した番組を選択して再生してください。

※DVDやブルーレイなど、いわゆる円盤メディアはWi-Fi経由では再生できません。

壁掛けテレビからレコーダーに番組を録画する

  1. 壁掛けテレビから番組表を呼び出します。
  2. 「録画機器」の項目をネットワークで繋がったレコーダー(例:BDR-ZW1000LAN)に切り替えて「録画予約」です。
録画機器をネットワークで繋がったレコーダーに切り替える
壁掛けテレビBRAVIAでの操作画面。「録画機器」の項目をネットワークで繋がったレコーダーに切り替える

この録画行為は番組の受信から録画まで一覧の作業をレコーダー単体で行われます。壁掛けテレビが放送を受信し、Wi-Ffi経由でレコーダーに録画させるわけではありませんので、録画予約が完了したらテレビの電源は切っていただいても構いません。

よくあるパターン

実際にはレコーダー単体を離れた場所に置くことは多くありません。むしろ別室のテレビにレコーダーをつなげ、壁掛けテレビとはWi-Fiでつなぐほうが実用的です。一台のレコーダーが2台のテレビの面倒を見るわけですね。これなら別室で録画した番組を壁掛けテレビで再生したり、その逆も可能になります。「先日録画した番組を見たいけど、壁掛けテレビは家族が使っているから、別室のテレビで見るか…」といった使い分けができるのが便利です。

壁掛けテレビと別室のテレビを1台のレコーダで管理する
壁掛けテレビと別室のテレビでレコーダーを共有。壁掛けテレビから録画した番組を別室のテレビで視聴することもできます。

なおこのような使い方をする場合、Wi-Fiルーターの通信速度に影響を受けますので、なるべく高速なモデルを導入するか、有線で接続されることをおすすめいたします。

放送中の番組を視聴する

壁掛けテレビがアンテナ線とつながっていない場合でも、レコーダー側が放送電波を受信できれば、ネットワーク経由で壁掛けテレビに現在放送中の番組を映し出すこともできます。通常壁掛けテレビもアンテナ線に繋いで使用しますが、諸事情でどうしてもアンテナ線に接続できない場合、最終手段としてレコーダー+Wi-Fi経由でテレビを視聴・録画・再生するという方法も用意されています。

壁にアンテナ線の端子がなくても、テレビ放送をレコーダーで受信し、テレビにWi-Fiで飛ばすこともできます。
壁にアンテナ線の端子がない場合、テレビ放送をレコーダーで受信し、テレビにWi-Fiで飛ばすこともできます。

一見便利そうに思えますが、チャンネルの切り替えのたびにWi-Fi経由でレコーダーに問い合わせに行くので、若干のタイムラグが生じるのが難点です。カトー電器で試してみたところ、Youtubeの動画切り替え程度のストレスを感じました。録画番組を探して再生するのでしたらまだしも、次々とチャンネルを切り替えていくのには不向きといえます。

あなたのライフスタイルに合わせたご提案を

壁掛けテレビにしたとき、レコーダー機器をどうするか、という問題について
「テレビ台を継続使用」
「テレビの裏側に外付けHDD」
「壁に棚(シェルフ)の設置」
「使う時だけ機器と接続」
「テレビとレコーダーをWi-Fiで接続」
など、いくつかの解決案をご紹介してみました。いずれも弊社では何度となく経験してきたケースばかりです。「レコーダーをどうするか」という問題で、まだ壁掛けテレビをためらっている方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。あなたのライフスタイルに合わせた最適な解決策をご提案させていただきます。

さらに詳しい解説ページはこちら

レコーダーの置き場について、さらに詳しくまとめられた解説ページがあります。
壁掛けテレビにした場合「レコーダー機器はどうするの?」
https://www.cato.co.jp/wall_tv_about_recorder/

この記事はNo.8632です。


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